スマートウォッチと言えば「Apple Wacth」を想像する方が多いのではないでしょうか。
アップルウォッチが登場して以来、様々な企業から数々のスマートウォッチを発売されました。そんなスマートウォッチに興味のある方、意外と多いのではないでしょうか。
私も長年「スマートウォッチ」に興味はあったのですが、これだ!というデザインのスマートウォッチに巡り合えませんでした。アップルウォッチを使いたくて使いたくて、Xperiaからiphoneに機種変更を行うか悩んだほどです。
しかし、ある日見つけてしまったのです。初めて見たとき衝撃を受けました。アップルウォッチのように四角いいかにもスマートウォッチという見た目でもなく、ベゼルを回して操作する、お洒落な腕時計にしか見えないスマートウォッチを。
そんなサムスン「GearS3」をご紹介していきます。
Contents
スマートウォッチらしからぬ、まるで時計のようなデザイン
この時計の一番のオススメポイントは、お洒落な腕時計にしか見えない時計としてのデザインと、”ベゼルを回す”事でアプリケーションが操作できる回転式ベゼルを採用している点だと思います。アップルウォッチはいかにもスマートウォッチという形ですが、このスマートウォッチは腕時計の形を守っているんです。
Gear S3には、2つのモデルがあります。ドレスライクで上品な「Gear S3 classic」モデルとスポーツシーンにピッタリでがっしりした「Gear S3 frontier」です。それぞれのスタイルに合ったデザインを選べるのは腕時計を買うにあたり大切な要素ですよね。私は、ビジネスシーンでも使えるデザインの「classic」を購入しました。
ベゼルを回すことで操作するスマートウォッチはGearシリーズの大きな特徴だと思います。今では、腕時計の形をしたスマートウォッチも珍しくありませんが、このベゼルを回すというギミックは「Gearシリーズ」の醍醐味と言えるのではないでしょうか。
ここが便利だよ「Gear S3」
ここからは、この半年間この時計を使っていて便利だと感じている部分をできる限り記事にしていきたいと思います。
「GEAR S3」の操作性の良さ
時計を見るジェスチャーをすると画面が点灯します。画面を手で隠すと画面が消灯します。回転式のベゼルの周りには、凹凸があり指を引っ掛けやすくなっています。ベゼルを回すと円形のディスプレイに表示された画面が切り替わります。ベゼルを回せば、スススゥーットと画面がサクサク切り替わるので、使っていてストレスがありません。
本体右側には2つのボタンがついていて、上のボタンが「戻る」ボタン下のボタンが「ホーム」ボタンとなっています。ホームボタンを押すことで、アプリを中断して時計(ホーム画面)を表示させることができます。どちらのボタンも小気味いいクリック感でいい感じ。
背面には心拍センサーがあり、ここから緑色の光を点滅させ手首の血管の収縮を読み取り心拍数を数値化します。
ホーム画面から、ベゼルを右側に回す、もしくは、画面をスワイプすると、登録したアプリのウィジェットを表示できます。ウィジェットは自身で配置をカスタマイズできるので、よくアクセスするアプリを並べておくといいと思います。私の場合は、「天気予報」「カレンダー」「リマインダー」「S Health」「万歩計」「ミュージック」あたりを登録しています。
アプリの通知機能
左に回すと通知画面が開きます。通知が増えると左側に画面が増えていきます。「Gear S3」に通知するアプリを選択できるので、通知が欲しいと思うアプリを選択することができます。
便利なのは「Gmail」「LINE」ですね。通知画面からメッセージ内容が読めるので、仕事中などで重宝しています。例えば、LINEの通知を開くとこのようにメッセージを読むことができます。一応、かなり小さいキーボードですが文章を打ち返すことができます。
正直このキーボードかなり使いづらいので私は使用していません。ですが、定型文が用意されていますので、簡単なコミュニケーションならとれますよ(使ったことはないです。)
LINEの返信はいつもスタンプで返しています。普段使わないスタンプを使えばスマートウォッチから返信していることが相手にも伝わると思います。
スマートウォッチでのメッセージ返信は、「YES」、「NO」「喜怒哀楽」くらいのおおざっぱな意思表示ができる程度と認識していただければ間違いないと思います。文章はおとなしく、スマートフォンを操作して返信しています(楽ですしね)何かしら、簡単なメッセージで反応を示すだけでも円滑なコミュニケーションが成り立ちます。
やはり電車内や、会議中などで、いちいちスマートフォンを開かなくても、さりげなくメールの通知やカレンダー、リマインダーなどを見れるのは大きな利点だと思います。
便利なアプリをご紹介
健康アプリ「S Health」
この「Gear S3」は、身に着けている間、装着者の活動情報を記録してくれます。
「S Health」を使えば、自身の健康のための様々な情報が記録されてていきます。記録できる項目はこんな感じ。
- 消費カロリー
- 歩数
- 段数(どれだけ登ったか)
- トレーニング時間
- 心拍数
- 摂取カロリー
- 水分
- カフェイン
アプリを開くと消費カロリーや歩数計などの情報をダッシュボードに表示してくれます。ここから、各項目にアクセスできます。
計測していて楽しいのは心拍数です。心拍数を都度計測することで、自身の体が今安静な状態なのか、緊張して心拍数が上がっているのか、記録した心拍数のデータから診断してくれます。
測定中の画面はこんな感じです。背面では、緑色のLEDが点滅して血管の動きをスキャンしています。
この心拍の測定で、とある出来事がありました。
ある日、スマートウォッチで測定した自身の心拍図のの形を見て違和感を覚え、健康診断の際にお医者様に聞いたところ「右脚ブロック」と呼ばれる心臓の状態だと判明しました。
健康に問題はないようなので安心しましたが、こまめに心拍を計測しておくことで身体の危険信号に気づきやすくなりますので、安全のために購入してみても良いかもしれません。
他にもこんな機能が
運動を感知すると運動のタイプと活動時間、消費カロリーを表示してくれます。自転車に乗れば、「サイクリング」として記録しますし、走れば「ランニング」として記録されます。階段を○○段上る。○○歩数歩くなど、の目標を設定すれば、目標達成時にお知らせしてくれたりもします。
反対に、デスクワークなどで長時間座ったままでいると「動いてください」というメッセージと共に”運動”を催促してくれます。座ったままできる簡単なストレッチを提案してくれるので、運動不足の軽減につながるかもしれません。
また、一度試してみてほしいのが睡眠時の装着です。人間には2種類の睡眠があるのはよく聞きますよね。浅い睡眠(ノンレム睡眠)と深い睡眠(レム睡眠)です。
この「Gear S3」は、2種類の睡眠を感知して記録してくれます。朝、活動を感知するとそれぞれの睡眠のタイムレポートと全体の睡眠の質を表示してくれます。
自身の睡眠について数値として客観的に見ることができるのは、スマートウォッチを使っていて面白いと感じる部分ではありました。
睡眠だけでなく、スマートウォッチを装着してる間、体の情報を記録するので一日の運動や睡眠の内訳を「24時間履歴」としてグタイムスケジュールとしてグラフ化することができます。「運動した、運動していない」「よく寝れた、寝れていない」が一目瞭然です。
スマートフォン版「S Health」アプリと連動することで、スマートウォッチで記録した情報をスマートフォンで管理することができます。摂取カロリーやカフェインなど、日頃から細かく記録していれば、自身の健康について深く知ることができるかもしれませんね。
私の場合は、アプリ連動は面倒なので、スマートウォッチアプリにのみ活用しています。スマートフォンでの記録はしていませんが、数値として毎日見れるので、大まかに理解しています。
高度気圧計アプリ
こちらもプリセットで入っているアプリケーションで、特に気圧計の時計に内蔵している気圧センサーが優秀で、微妙な気圧の変化も検知して表示してくれます。
旅行で飛行機に乗った際に、何気なくこのアプリを見ていたのですが、高度が上がるにつれて気圧計の数字がどんどん下がっていき、離陸前1010くらいだった数値が、860くらいまで下がりました。
飛行機の高度を気圧の数値から「もうそろそろ着陸だ」とか、「いま現地の上空あたりを飛んでいる」なんてことを読み取れるので面白いと思います。
小さな気圧の変化に反応してくれるので、登山やスキーなどのアクティビティにもぴったりだと思います。
好みのカスタマイズができる
これはスマートウォッチ全般に言えることですが、時計の天板のデザインを好きなデザインに変更することができます。
また、ベルトの交換が簡単にできる「イージークリップ」に対応しているので、幅22mm規格のベルトであれば、簡単に付け替えることができるます。
盤面と併せてカスタマイズできるので、長く使い続けることができそうです。
Amazonや楽天で調べてみたら色々ありました。カジュアルな青い皮のベルトがかわいかったので、タイミングを見て購入しようと思います。
一押しの時計デザインをご紹介
『GearS3』を使用してきた中で、使いやすかったおすすめの時計デザインをご紹介します!
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私は、このデザインを一番よく使っています。今まで使用したデザインの中でダントツでオススメした時計デザインです。何といっても見やすい。
このデザインのすごいところは、時間、秒針、日付の情報をパッと見て読み取る事ができることです。秒針が動いているので直感的に読み取れるのが大きな特徴だと思います。デジタル時計にアナログの秒針を組み合わせたデザインの時計ですが、歩数計、歩数距離、BPM、カロリー計、バッテリー残量の情報がバランスで配置されている良いデザインなんです。
PipboyS2
世界的に有名な「フォールアウト」というゲームに登場する端末っぽいUIデザインの時計です。フォールアウトの世界観が見事に再現されたデザインなので、使っていてとても楽しいです。ゲームを知らなくても可愛い見た目なのでオススメですよ。しかも、この時計、雰囲気だけでなく様々な機能にアクセスできる優れものなんです。
ギャラリー、音楽プレイヤー、アラーム、心拍測定、カロリー、バッテリー表示、カレンダー、歩数計などなど、小さい画面にいくつものショートカットが仕込まれています。表示されている情報をタップするとちゃんと、各機能にアクセスできるので驚きです。タップ範囲が小さいので、実用性はちょっとなさそうですが……。
ラージ
本体に内蔵されている初期デザインの一つなのですが、実に使い勝手がよい時計なんです。実にシンプルなデジタル時計なので、休日など、情報を遮断したい時に使用しています。フォントと文字の色を変えることができるので、組合せ次第でファンシーな見た目にすることができます。
接続は専用アプリ「GalaxyWearable」
この「Gear S3」はSAMSUNGが開発している独自のOSを搭載しています。「Gear S3」はAndroid端末、iphoneに対応しているので、どちらのスマートフォンを使用していてもこのGearS3を使用することができます。
スマートフォンとの接続は専用アプリ「Galaxy Wearable」を使用します。GearS3に対応したiOSアプリは数が少なく、通知機能など機能しないものがあるようです。
「GalaxyWearable」では、アプリの追加、時計のデザイン、通知の設定などを行えます。ホーム画面ではおすすめのアプリや時計デザインなどがピックアップされています。
また、接続したデバイスの、バッテリー残量、ストレージの空き容量、メモリの使用率などを確認できます。
「Gear S3」に写真や、音楽などを転送する時にも、この度アプリを通じて行います。
データ転送には、少し時間がかかります。「Gear S3」は単体で音楽を流せるので、音楽データを送る際にもこのアプリを使用します。
充電スタンドと熱問題
この「GearS3」には、専用の充電スタンドが付属しています。このスタンドに本体を置くことでマグネットに吸い付くように、スタンドに固定されます。充電はそのスタンドを使用することでしか行えません。
しかも、夏場の熱い部屋で充電すると、本体が熱々になり充電を行えなくなることが判明しました。
一時期は何かと爆発で騒がれたサムスン製品ですが、この「GearS3」は大丈夫そうでよかったと思う反面、充電する際にいちいち温度に気を遣ってあげる必要があるのは少々不便だと感じています。
その他の機能をご紹介
こんなことを書いてしまうと、全然使い倒してないなーって自分でも感じます。
実はこのスマートウォッチで出来ることがまだまだ、沢山あるんですよね。
スマートウォッチから電話することもできますし、「Samusung pay」を使用してスマートウォッチで電子決済だってできるそうです。使ってない機能を少しまとめてみます。
電話
「Gear S3」を通じて電話をかけたり、通話をすることが出来るのできます。
ただ、今の時代通話にはLINEがありますし、この半年で電話回線を使用した電話って、この半年で1~2回もないと気がします。
そもそも、スマートフォンが鳴ったらそちらで通話しますしね。ランニング中など、運動している人なら使う機会もあるのでしょうか。
私はこの記事を書くために試してみましたが、音質も良かったですし、普通に電話できました。ただ、周囲に会話が筒抜けなので注意は必要ですね。
NFC機能
「Samsung pay」というAppleの「Aplle pay」みたいな機能が「Gear S3」で使えます。個人的にあまり決済手段を広げたくないので、私は使っていません。ただ、選択肢の一つとして、選べるのは大きいのではないでしょうか。
GPSリモート追跡
なんでも、失くしてしまった「Gear S3」をGPSを使用して探すことができるとか。そもそも失くさないタイプなので、この機能にお世話になることはなさそうです。
まとめ
回転式のベゼルを持つ腕時計ルックなスマートウォッチ「Gear S3」は、スマートなデザインとスマートウォッチとしての機能を両立した良いガジェットだと思います。ベゼルを回して操作するギミックが使っていて楽しいスマートウォッチです。
幅広いシーンで使用できる2種類のデザインが用意されているので、好みに合わせて使えるよい時計だと思います。GPSや各種センサーを通じて様々な情報を記録できるので、日常使いだけでなく、運動を目的としてる人にもオススメです。
独自のOSを使用している都合上、いろいろ制限がある場面はありますが、腕時計らしい見た目と回転式のベゼルは「Gearシリーズ」の特権なので、かっこいいスマートウォッチを探している方にオススメします。
「Gearシリーズ」といえば、つい先日「Gear S4」が発表されましたね。
これまでの46mmモデルに加えて、より小さな42mmモデルが登場し、女性の方にもオススメできそうですね。指紋認証センサーとかなんだかすごいことになってきました。今後の動きを要チェックしなければ。
ではでは!
こちらのブログでは便利なガジェットなどを”しっかり”使い倒したレビュー記事を発信していきます。また、面白そうなガジェットを見つけ、どんどんレビューしていきますので次回のレビュー記事をお楽しみに!