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【レビュー】ワイヤレスヘッドホンSONY「h.ear on 2 Wireless NC(WH-H900N)」を1年使ってみた

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h.ear on 2 Wireless NC(WH-H900N)

ソニーのワイヤレスヘッドホン「h.ear on 2 Wireless NC(WH-H900N)」を購入してから半年くらい使ったので、使ってみたレビューをしていきたいと思います。

同僚が使うワイヤレスイヤホンを見てとても便利そうだなーっとずっと感じてはいましたが、音質とか遅延とかあったら嫌だなーと悩むこと数か月、ワイヤレスへの憧れを募らせつつも、普通のイヤホンを使っていたのですが、その間も、いろいろなワイヤレスイヤホンやヘッドホンを調べては憧れ、忘れ、また調べるといったことを繰り返しておりました。

そんなある日、「今日給料日じゃないか、そうだワイヤレスデビューだ。よし買おう」といった具合に、(急に)思い切ってこちらのソニーのワイヤレスヘッドホン「h.ear on 2 Wireless NCWH-H900N」を買ってしまいました!

もちろん今でも現役で使っています。私が実際に購入して半年ほど使用して感じたポイントをまとめていきたいと思いますで、ぜひ参考にしていただければと思います。

買ってよかったと感じた「ワイヤレス」

この「h.ear on 2 Wireless NCWH-H900N」を使うようになって感動したポイントは何と言っても「ワイヤレス機能」が使えるのに、「ノイズキャンセリング機能」がついていることですね。わたし、実はワイヤレスデビューと共に、ノイズキャンセリングデビューでしたので、ダブルの衝撃で、購入当初はニヤニヤが止まりませんでした。

たく

首のケーブルがないのがいいのよ。

さて、ワイヤレスヘッドホンは端末との接続をBluetooth通信にて行います。音の情報を電波にのせてヘッドホンに送るので、ケーブルが不要なヘッドホンなんです。一番のメリットは、頭に装着した本体と音楽機器間のケーブルの煩わしさがなくなることではないでしょうか。たとえば、腕を動かしてもケーブルがひっかることがなくなります。

私はよく通勤中に音楽を聴いていいるのですが、ケーブルが絡まってぐしゃぐしゃになり、引っかかって耳から取れたりと、不便に感じることが多かったのですが、ワイヤレスヘッドホンを使うようになってからそう言った煩わしさはなくなりました(本当にうれしい)

イヤホンが不意に取れた時のどこに向けていいのかわからない気持ちが無くなっただけでも私は大満足です。コードを付けたまま作業をした時に、腕に引っかかって勢いよく耳からとれるあの不快感は本当に嫌ですからね。とはいえ、どんなにケーブルが煩わしいといっても、有線が必要な場面って結構あるんです。

h.ear on 2 Wireless NCWH-H900N」にはBluetooth接続が使用できない時のために、有線ケーブルが付属しています。ヘッドホン本体の左側にイヤホンジャック穴があり有線接続でも音楽を聴くことが出来ます。

ワイヤレスヘッドホン、イヤホンの話題としてよく挙がるのが「音の遅延」問題です。

音楽を聴く分には問題ないのですが、格闘ゲームや音楽ゲームなど、タイミングが重要なゲームなどでは、画面と音のズレが発生してしまい、お話になりません。

デレステではいつも有線で楽しんでいます。

たく

有線接続時でもノイズキャンセリングが使えるの

これは、Bluetoothの接続規格を正しく設定することで、問題なくなるそうですが、私は調べるのが面倒なので、こういう時は大人しく有線接続でゲームしています。ニンテンドースイッチなど、Bluetoothに対応していない機器には有線ケーブルで使用しています。

2017年モデルのケーブルは、リモコンマイク付きのケーブルに変更されているとかなんとか。モデルチェンジ前に買った私のケーブルは同じグリーンカラーの普通のケーブルです……。

たく

買ったすぐ後にバージョンアップしていた……。

本体カラーと同じ色です。

ノイズキャンセリングとアンビエントモード

このワイヤレスヘッドホン「h.ear on 2 Wireless NCWH-H900N」には3つのモードがあります。

  • 通常モード
  • ノイズキャンセリングモード
  • アンビエントモード(外音取り込み機能)

3つのモードは、電源ボタン横にあるこのボタンを押してを切り替えます。

通常→ノイズキャンセリング→アンビエントモード→通常……のようにループします。

たく

片手で操作できるし、簡単なのよ

「ピッ!」という電子音の後に「Noise Cancel」といった英語アナウンスが入ります。

ノイズキャンセリングモード

ノイズキャンセリングの仕組みは簡単に言うと本体についているマイクから集音したノイズを分析し、逆位相の音の波長をぶつけることで騒音を打ち消すというもの。

試しに音楽は鳴らさずにノイズキャンセリング機能を作動させると、鼓膜に空気の圧迫を感じることができます。

音のない音」という表現で伝わるでしょうか。不思議な感覚なので、苦手に思う方もいるかもしれません。

たく

「音のない音」は慣れないと気持ち悪いかもしれない

今までのヘッドホンやイヤホンでは、周囲の騒音を消すために大きな音をだしていました。耳への負担も大きいので、難聴を心配している方も多いはず。そんな悩みをこのヘッドホンは吹き飛ばしてくれます。

ノイズキャンセリングの一番の魅力は騒音の中でも「小さい音」でしっかり聴けることだと思います。「ノイズキャンセリング」機能が騒音を抑えてくれるので、適度な音量で音楽を聴くことができるようになります。

しかも「フルオートAI搭載」なんですって(今回初めて知りました)

正式には「フルオートAIノイズキャンセリング機能」というらしいです。なんでも、ヘッドホンが常に周囲の騒音を分析し、3つのノイズキャンセリングモードの中からその場に適したモードを自動で選択してくれるみたいです。

環境が変わって騒音が変化しても自動でモード変更してくれるので、常に最適な環境でクリアなリスニングを楽しめるそうです。

アンビエントサウンド(外音取り込み)モード

こちらは、音楽を聴きつつ周囲の音に注意したい場面に使っています。車や人通りの多い町中などで使用することが多いですが、ヘッドホンにあけた小さな穴から音が聞こえてくるような感覚です。

私は、人通りの多い場面でよく活用しています。小さな穴から周りの音が聞こえる感覚とでもいいましょうか。不思議と周囲の音が聞こえてきます。

車内アナウンスなど、一時的に外音を聞きたいときには「クイックアテンションモード」が便利です。

これは、右耳を覆うように手で右側部分を触れることで、音楽の音量を小さくし、外の音を取り込んでくれる機能なんです。

わざわざ音楽を止めたり、ヘッドホンを外さなくても、右手で覆うだけで周囲の音を聞くことができます。

残念ながら気になる点も…。

さて、これまでいろいろと良い部分をお伝えしていましたが、残念ながらいくつか気になる点も実はあります。

それは、「ノイズキャンセリング機能が風に弱い」という点です。

ノイズキャンセリング機能はマイクから騒音を収音すると、先ほど書きましたが、このマイクが正面側を向いているため、小さな穴から風が吹き込んでしまい風のふく野外などでは風切り音が発生してしまいます。

これは、アンビエントモード(外音取り込み)でも同様に起こります。

とても便利な機能ですが、風がふく環境では上記の2つのモードの特性が裏目に出てしまい、かなり耳障りな風音が耳の中で轟きます。

試しにマイクを指でこすってみると、DJのスクラッチみたいな音が聞こえてしまいます。

たく

風の強い日は通常モードで活用しているよ

風のない屋内の騒音には効果絶大ですので、電車やバス、ご自宅など、適した環境でお使いいただくのが良いと思います。

専用アプリ「Headphones Connect」を使用することで、ヘッドホンの設定を変更することができます。風ノイズ低減モードなどにすることで多少マシにはなるそうですが、私はいちいち操作するのが面倒なので、こういった環境では通常モードで使用しています。

ほかにもあるよGOODポイント!

このヘッドホンの右側側面がタッチパネルになっており、タップ操作、スワイプ操作といったフィンガージェスチャーで曲送りなどの操作を行うことができます。これが意外と便利で、わざわざスマートフォンを出さなくても「さっ」と指でなぞるだけ音量や曲送りをすることができるので、かなり重宝しています。

私は、通勤時の密着した電車内で使用していますが、カバンやポケットからスマートフォンを取り出すことなく、操作できるのはいいと思います。満員時の電車内では、腕の上げ下げなどの大きなアクションは今の時代命取りになりかねませんからね。

ジェスチャー操作はシンプルなのですが、多少の慣れは必要だと思います。スマートフォンのように正確なタッチパネルではないので、しっかりと指で触れ大きなジェスチャーで操作してあげないと上手く反応してくれない時があります。

ジェスチャーの種類はこんな感じ。

再生と停止 中央部分をタップすることで、再生と停止を行えます。
曲送り 後ろ側から前にスワイプすると曲送りを行います。
曲戻し 前川から後ろに向かってスワイプすると曲を戻します。

寒い冬の際に手袋をしたまま使えた記憶があるので、ポテンシャルはあると思います。

最近のヘッドホンなら当然かとは思いますが、イヤーパッド部分が折れるので、コンパクトにたたむことができます。持ち運びや保存がかなり便利です。ヘッドホン用のケースがあれば故障の心配も減りますね。

折りたたむとこんなに小さくなります。

私はいつもカバンの取っ手部分に引っ掛けているので、専用のケースなどは使っていませんが、折りたたんで下敷きにならないようにカバンにしまっているので、割と丈夫な印象ではあります。(油断は禁物ですが…。)

バッテリーの容量もそこそこあるようで、バッテリーも一度充電すれば、かなり持ちます。使用頻度にもよりますが、一日1、2時間程度の使用であれば、3日は余裕で持つと思います。私自身使っていてバッテリーが中々減らないので、逆に充電をし忘れてしまうことがよくあります。

まとめ

ソニーこの他にも、イヤーパッドが小型の「h.ear on 2 mini」シリーズや、ハイエンド向けの「WH-1000XM2」シリーズなどのヘッドホンを展開しています。つい先日ソニーは三代目モデルとなる「WH-1000XM3」を発表されましたね。2018年10月6日(木)に発売とのことで、毎年アップグレードを繰り返しています。

今回ご紹介した「h.ear on 2」シリーズはミドルクラスなヘッドホンで、背伸びすれば届く価格帯とパフォーマンスのバランスがGOODなワイヤレスヘッドホンだと感じています。カラーも豊富なので、自身のスタイルにあった本体色を選ぶことができます。

音楽に強いこだわりのある一部のマニアさんを除いて、このくらいのヘッドホンちょうどいいのではないでしょうか。女性の方には「h.ear on 2 mini」をお勧めします。イヤーパッドが丸い形をしているので、可愛らしい印象を与えてくれると思います。

h.ear on 2 miniのカラーも落ち着いた印象がありますね。

私は今回、初めてワイヤレスノイズキャンセリングを使いましたが、想像していたよりも「ノイズキャンセリング」と「ワイヤレス」の組み合わせは素晴らしく、かなり満足度のあるヘッドホンでした。

ワイヤレスヘッドホンに興味があるけど思っているそこのあなた!是非とも、ソニーの「h.ear on 2」を家電量販店とかで試して見てください。大きな感動を約束はできませんが、長く使える良いヘッドホンだと私は思います。オススメですよ!

たく

初めてのワイヤレスヘッドホンにオススメだぞ。

ではでは!

こちらのブログでは便利なガジェットなどを”しっかり”使い倒したレビュー記事を発信していきます。また、面白そうなガジェットを見つけ、どんどんレビューしていきますので次回のレビュー記事をお楽しみに!